MIOX(マイオックス)について
ペンタゴンの要請により開発された
“MIOX”
マモリアで使用する- MIOX Virus Buster Water -マイオックス ウイルス バスター ウォーターは、ペンタゴン(アメリカ国防総省)より要請を受けたLos Alamos National Laboratory(ロスアラモス国立研究所)が開発した特許技術で米国陸軍の飲料水除菌剤として使用されていました。現在では米国水道局でも利用されており、米国農務省、米国環境保護局、米国疾病予防管理センターがその有効性と安全性を立証しています。国際的な公衆安全衛生分野第三者認証機関 NSF International の ANSI/NSF61を取得しており、医療機器の除菌消臭、食材の洗浄、調理機器の除菌、病院施設の衛生管理など、多岐にわたり活用されております。
【特許番号第3051175号】
MIOXはCOVID-19との闘いにおいて
“地域社会を支援しています”
COVID-19の世界的な感染拡大との闘いが繰り広げられている中、有効な除菌方法の開発も進んでいます。
当初はアルコールによる消毒を中心として始められていましたが、次亜塩素酸水が登場して以降、除菌効率は向上することになり、空間除菌も可能になっています。さらに新しい除菌剤として登場したのがMIOXです。
MIOXはアメリカを代表として各国で実用化され、日本でも地域社会支援に貢献してきました。新型ウイルス対策を進めていく上ではMIOXが重要な役割を果たすと考えられる状況が生まれてきています。
-
生成システムフロー/生成プロセス/化学反応
- MIOXとは[混合酸化剤溶液] -
MIOXは新型ウイルス対策で活躍の場を広げてきていますが、聞き馴染みが無いのは否めません。どのような成分なのでしょうか。
MIOXとは混合酸化剤溶液で、ベースになっているのが次亜塩素酸ナトリウムです。それ以外にヒドロキシルラジカルやオゾン、過酸化水素などの酸素系の酸化剤と、二酸化塩素や塩素といった塩素系の酸化剤がMIXされています。
※なお、MIOXは「Mixed Oxidant」から来ています
これらが相乗的に作用することで新型ウイルスなどのウイルスや細菌などにダメージを与えて除菌するというのが基本的な仕組みです。
生成プロセス・化学反応
MIOXは水と塩に電力を加えることによって作られています。水道水からミネラルを除いて軟水にした後、塩と混合してVirus Buster Water生成システムと呼ばれる電解装置で処理するとMIOXが完成します。
水の電気分解では混合酸化剤が陽極に集まり、残りの水酸化ナトリウムと水素が陰極に集まることから、簡単に分離してMIOXを製造することが可能です。このようにMIOXは身の周りに溢れている水と塩を使って作られています。だからこそ、安心・安全と言えるのです。
幅広い細菌やウイルス、寄生虫などに除菌効果があります
-MIOXの優れた除菌力と特徴-
MIOXは他の除菌剤と比べても勝るとも劣らない除菌力を有しています。一般的な細菌やウイルスに加え、クリプトスポリジウムやジアルジアなどの寄生虫類にも能力を発揮するのが特徴です。
また、バイオフィルムを形成する生物に対しても除菌力があることが判明しています。次亜塩素酸ではバイオフィルムを持つ微生物の除菌は困難ですが、同じ次亜塩素酸系の除菌剤であるMIOXが除菌可能なのには理由があります。
MIOXは混合酸化剤なので、作用する除菌性の物質は次亜塩素酸や塩素だけではありません。オゾンや過酸化水素などの作用によって複合的に標的を攻撃することで除菌作用を示します。そのため、幅広い細菌やウイルス、寄生虫などに除菌効果があり、汎用性が高いのが特徴です。
下記に記した寄生虫、ウイルス、
細菌に対して全て死滅、
または不活性化の能力を実証しています
- ・Bacillus stearothermophilus spore
グラム陽性芽胞菌
- ・Cryptosporidium parvum oocyst
クリプトスポリジウム・オーシスト
- ・Clostridium perfringens spore
クロストリジウムパーフリンゲンスウェルシュ菌
- ・Giardia muris ジアルシア
(ムリス型鞭毛虫)
- ・Francisella tularensis LVS
野兎病菌
- ・Bacteriophage f2
バクテリオファージ ( + RNA ウイルス)
- ・Yersinia pestis
ペスト菌
- ・Hepatitus virus analog f2
肝炎ウイルス
- ・Klebsiella terrigena
陰性桿菌
- ・Bacteriophage MS2
腸内細菌ウイルス(+ RNA ウイルス)
- ・Vibrio cholerae
ビブリオ菌コレラ
- ・Vaccinia virus(Smallpox)
天然痘ウイルス
- ・Legionella pneumophila
レジオネラ菌
- ・Escherichia coli
大腸菌
- ・Pseudomonas aeruginosa
緑膿菌
- ・Bacillus anthracis stern spore
炭疽菌(芽胞)
- ・Awrobic bacteria(cooling water)
好気性バクテリア (冷却水)
- ・Bacillus globigi spore
枯草菌(芽胞)
- ・Giardia lamblia cyst
ジアルシア(ランブル型鞭毛虫)
- ・Bacillus subtilus spore
枯草菌(芽胞)
- バイオフィルムの除去
クリプトスポリジウムからVXガスまで
- 優れた除菌力
- 塩素臭低・低刺激性
- 低腐食性
- 安全・安心
塩+水+電気
- 広範囲に適用可能
飲料水、医療機器洗浄、風呂
食品、環境除菌など
次亜塩素酸水よりも安全性が高いとされています
-MIOX溶液と
次亜塩素酸ナトリウム溶液の比較-
次亜塩素酸ナトリウム溶液も除菌にしばしば用いられていて、次亜塩素酸水よりも安全性が高いとされています。しかし、MIOX溶液と次亜塩素酸ナトリウム溶液の比較をしてみると、安全性と除菌性のどちらを取ってもMIOXに軍配が上がります。安全性では手指や皮膚への刺激性、粘膜への刺激性はMIOX溶液ならほとんどありません。
しかし、次亜塩素酸ナトリウム溶液は若干の刺激性が報告されており、素肌や刺激に弱い部位への使用はあまり推奨されていません。また、除菌性では結核菌や芽胞などに対してもMIOXは低濃度かつ短時間で除菌可能です。次亜塩素酸ナトリウム溶液の場合には高い濃度または長時間の処理が必要になります。このようにMIOXは次亜塩素酸ナトリウム溶液に比べて魅力が大きい除菌剤なのです。
-
単一の成分の除菌剤に比べて幅広く対応
- VXガス、サリン、炭疽菌などの化学兵器も分解する驚異の除菌力-
人類にとっての脅威はCOVID-19だけではありません。VXガスやサリンなどを代表とする化学兵器や炭疽菌なども、日本中あるいは世界中を震わせたのが記憶に新しいところです。MIOXはこれらに対しても分解作用を示すことが判明しています。多種の酸化剤が混合されているため、単一の成分から構成されている除菌剤に比べて幅広く対応できるのがMIOXのメリットです。
そのため、有機物汚染や環境汚染などにもMIOXが応用されるようになっています。新型ウイルスやノロウイルス対策として初期には注目されていましたが、だんだんと活用範囲が拡大してきているのが現状です。
安全な除菌と感染予防の実現に成功しています
-MIOXで除菌された水は
ウイルス感染予防や防止に-
MIOXの応用として地域社会への支援にもなっているのが水の除菌です。MIOXによって水の除菌をするとウイルスや細菌などの感染防止になるのは除菌作用を示すことから想像できるでしょう。
刺激性も低いことからその水が肌に触れても問題はありません。そのため、プールや温泉などの除菌にも活用されています。さらにMIOXの効果には持続性があることから、長期間にわたってウイルスの感染予防対策になるとも考えられています。
COVID-19の感染拡大の影響でプールを使えずに夏の体育の授業ができなかったり、スイミングスクールなどが延期せざるを得なかったりする状況が続いていました。しかし、MIOXによって除菌したプールを用意することで運営再開に成功している事例もあります。MIOXは他の方法では成し得なかった水の安全な除菌と感染予防の実現に成功しているのです。
MIOX導入の事例を紹介いたします
-導入事例-
MIOXの応用として地域社会への支援にもなっているのが水の除菌です。MIOXによって水の除菌をするとウイルスや細菌などの感染防止になるのは除菌作用を示すことから想像できるでしょう。
刺激性も低いことからその水が肌に触れても問題はありません。そのため、プールや温泉などの除菌にも活用されています。さらにMIOXの効果には持続性があることから、長期間にわたってウイルスの感染予防対策になるとも考えられています。
COVID-19の感染拡大の影響でプールを使えずに夏の体育の授業ができなかったり、スイミングスクールなどが延期せざるを得なかったりする状況が続いていました。しかし、MIOXによって除菌したプールを用意することで運営再開に成功している事例もあります。MIOXは他の方法では成し得なかった水の安全な除菌と感染予防の実現に成功しているのです。
-MIOXの導入事例1-
「日向サンパーク温泉」
施設改善策にMIOX導入
宮崎県日向市にある日向サンパーク温泉ではレジオネラ菌への集団感染が起こり、死亡者も出てしまいました。また、検出されたレジオネラ菌の数は厚生労働省の定める基準の15万倍ほどに上っていました。
加えて日向サンパーク温泉では循環式装置を用いているため、温泉を全て排水して除菌するのは困難極まりない情勢でした。しかし、簡単には改善できる余地がないと考えられるこの状況を打開したのがMIOXです。MIOXの注入による除菌作業が実施されました。
その後の宮崎県による水質検査では除菌によく用いられる塩素濃度を測定しても全く検出されず、安全性の高い除菌方法で施設改善に成功しています。MIOXは大量のレジオネラ菌が発生した現場でも有効性があり、塩素も残存しない有用な除菌剤だとわかる事例です。
-MIOXの導入事例2-
災害時には飲料水になるMIOX導入プール
紫外線、塩素、この2つの条件をクリアしている
プール除菌システムとは
プールを利用するときには2つの刺激が気になってしまってためらってしまう人も大勢います。しかし、紫外線と塩素という2つの刺激の問題をクリアしているプールが実は存在しています。災害時には飲料水になるとまで言われているのがアクアブルーで、MIOXの導入によって除菌を実施しているのが特徴です。
屋内温水プールになっているので紫外線の影響もなく、さらに冷たくて嫌だという人も気軽に利用できます。通年で利用できることからダイエットやリハビリのために通っている人も多い市民プールです。肌への刺激も少なく、小さな子供がいても安心なプールとして地域からの支持を得ています。
髪の傷みが気になる人やアトピー肌の人からも利用されていて安全性が高いのが魅力でもあります。市としてもMIOXの安全性データが蓄積してきたことによって災害対策としての資金投入ができ、結果として市民から喜びの声が聞かれるようになりました。
-MIOXの導入事例3-
箱根小涌園ユネッサン
細菌対策徹底のため新装置を導入
箱根は全国的に有名な温泉地ですが、多数の来場があるため、温泉内での細菌の増殖による集団感染のリスクが絶えません。その対策として箱根小涌園ユネッサンではMIOXを用いる新装置の導入を全面的に進めたという事例があります。
箱根小涌園ユネッサンは箱根の中でも有名な温泉テーマパークで102もの温泉施設を保有しています。100万人をゆうに超える年間利用者がいる箱根小涌園ユネッサンでは、MIOXを利用するシステムを4基も同時に導入して利用者に安心と安全を提供して利用の維持邁進を目指しています。
特にレジオネラ菌対策が温泉では大きな課題となっていますが、レジオネラ菌に対する除菌性が高く、塩素などの問題も生じるリスクが低くて安全なMIOXが除菌剤として全面採用されています。