2021年10月13日 / 2021年09月20日

【マスクの種類まとめ】止まらぬ感染拡大、いま従業員に着用させるべきマスクとは?

【記事】

【マスクの種類まとめ】止まらぬ感染拡大、いま従業員に着用させるべきマスクとは?
感染拡大が止まらない中、事業を守り抜くためには従業員への感染対策指導が重要な指標となります。

また、その中でも基本中の基本である「マスクの着用」は最低限遵守しなければならない事項と言えるでしょう。しかし、実際に現場レベルで見てみると・・・どの程度実施できているでしょうか?

実際には現場でマスクの着用が徹底できていないというケースも多々見られ、実際に感染発生現場での除菌施工をご依頼いただいた際にも、ヒアリングの際にマスクの着用が徹底されていなかったというケースも散見されるようになりました。

そこでここでは、従業員に着用させるべきマスク及びその方法・種類について改めてご紹介していきます。

マスクの種類と特徴まとめ

マスクの種類と特徴まとめ マスクの種類と特徴をまとめました。一言にマスクと言ってもその種類は多岐にわたり、またメリットやデメリット・適している利用シーンなども異なります。

一つずつ確認していきましょう。

不織布マスク(通常)

まずは一般的な不織布マスクのうち、一般の用途として使用されるものをご紹介いたします。

不織布マスクは最も一般的なマスクであり、材料は不織布・つまり織らない布からできています。 不織布は繊維を織り込んで作るタイプのものではありません。

熱や化学的作用によって繊維を結合・結着させて作る布です。そのため、一般的な布のように縦糸・横糸の区別がなく、極めて機密性の高い布であることがわかります。

この機密性の高さからメリットとしては飛沫の防止に効果的であり、調達コストも一般的には50枚入りで500円から1000円程度と、さほど調達に難儀する価格帯ではありません。

ただしデメリットとして息がこもりやすく、汗をかいたり通気性が悪いことで使用感があまり良くないというケースもあります。 また製品によって品質に差があるため、場合によっては肌荒れを起こしてしまうケースもあります。

不織布マスク(サージカル)

一般的な不織布マスクの中でも特に粒子のフィルタリング性能が高く、各国が定める基準以上の性能を持つマスクをサージカルマスクと言います。

こちらは調達コストとして50枚700円から2000円程度とやや高上がりな特徴があります。 ただし一般的な不織布マスクに加え、さらに飛沫防止や感染対策に適しているマスクと言えます。

デメリットとしては不織布マスク同様に息がこもりやすく、汗をかいたり通気性が悪い事が挙げられます。

なお、アメリカではサージカルマスクとして名乗れる性能に規定があります。

マスクによって細菌の粒子(平均で4.0㎛から5.0㎛)が除去された割合(%)を示すBFEという指標で測定されます。 FEはマスクによって試験微粒子(0.1㎛)が除去された割合(%)を示します。米国食品医薬局(FDA)はサージカルマスクの基準をBFE95%以上と規定しています​​)。

ウレタンマスク

不織布ではなくウレタンという素材で出来たマスクがあります。

ウレタンマスクと言います。一般的に使い捨てではなく複数回使用でき、コストパフォーマンスが高い特徴があります。

またファッション性もあることから、利用する方が多い印象です。

ただしメリットとしては通気性が良い事とファッション性が確保できることくらいで、飛沫を防ぐ効果は不織布マスクに比べると著しく低い特徴があります。

ウィルス感染症の予防には一般的に効果が低いとの見解が各研究機関等から発出されており、結果的に従業員へのウレタンマスクの使用を全面禁止する経営者も続出しています。

N95マスク

米国労働安全研究所のN95規格に合格した微粒子用のマスクN95マスクというものがあります。

こちらは約0.075㎛の試験粒子径を95%以上ブロックできる規格であり、日本国内の取り扱いでは厚生労働省が定める検定規格のRS2区分とDS2区分に合格した防塵マスクが、N95マスクに相当します。

デメリットとしては調達費用が高いことと、通常のマスクよりも気密性が極めて高いことから息苦しい印象を感じるケースが多いという部分があります。

ただしメリットとしては機密性が極めて高く、フィルターの目が非常に細かいことから特に感染リスクのある現場で装着することでより安心できるメリットがあります。 ​​

マスク着用が難しい現場で利用しうるアイテム

マスク着用が難しい現場で利用しうるアイテム ここまでご紹介したように一般的に感染対策ではマスク着用がマストと言えます。しかし現場レベルでそれぞれのオペレーションを確認すると、どうしてもマスクの着用が難しい現場もあるでしょう。

そこでここではマスク着用が難しい現場で、補助的に利用しうるアイテムについてご参考までご紹介していきます。

フェイスシールド

最近テレビ番組などでよく見られるようになったフェイスシールドです。顔の前をアクリルまたはそれに準ずる素材で覆うタイプのシールドとなっており文科省では教育現場での活用を例に挙げるなどしています。

調達費用は1枚あたり100円から500円程度ではあるものの、使い捨てというよりは消毒・除菌して複数回使うようなイメージです。

メリットとしては何と言っても息苦しさがなく、顔が見えることが挙げられます。また眼鏡が曇らず、特にマスクの着用が適さないお子様や、精神的に人の顔が見えないと不安やパニック状態になってしまう方のケアにも利用可能です。

その他、顔が見えなくなることに大きなデメリットのある業種ではフェイスシールドの利用が得策と言えるでしょう。

ただし一般的にフェイスシールドは隙間が多く、飛沫が飛びやすい特徴があります。 またその他にも様々なデメリットがあるため、一般的にはマスクが利用できない時に補助的に使用するアイテムと押さえておきたいところです。

フェイスシールド ※フェイスシールドのイメージ

マウスシールド

フェイスシールドと同様のコンセプトの商品でマウスシールドもあります。こちらはもともと食品加工業や食品の対面販売業種などで利用されていた製品です。

感染防止に関する知見がほぼ存在せず、感染防止に関しては疑問が残るとする見解が極めて多いため、利用はあくまでも補助的なものにとどめておくべきと言えるでしょう。

マウスシールド ※マウスシールドのイメージ

扇子

接待を伴う飲食業などで使われることの多いアイテムに「扇子」もあります。こちらは咳やくしゃみの時に口元を覆うことができるため、ある程度の飛沫管理が可能となっています。

普段は口元が開くので苦しくなく、顔が見えることもメリットの一つと言えるでしょう。

ただししゃべったり咳をしたりするタイミングで都度扇子を広げる必要があることから、結果的に従業員の中で利用が定着しないというケースもあります。

また飛沫の感染防止にはなりませんので、注意が必要です。

御簾

最近は新しい感染対策アイテムも様々が開発されています。その中で特に注目を集めているものに御簾(みす)があります。

御簾とは、時代劇などでよく見られる「極めて高い身分の人間の御座において、その顔を下々の者に見せないようにするための『すだれ』のようなもの」です。

これを自分の顔の前に持ってこようという新たな取り組みが始まっています。

-POINT-

この他にも様々な新しいアイテムが登場しているものの、どれも全て試験的であり、実際に医学的な根拠を持つものは少ないと言わざるを得ません。

適切な利用はマスク+補助アイテム

適切な利用はマスク+補助アイテム 最終的な結論として、最も感染対策上有効なのはマスクの利用にプラスして補助アイテムを組み合わせるという方法でしょう。

普段は不織布マスク(可能であればサージカルマスク)を着用し、どうしてもマスクの着用が適さないシーンでは補助アイテムを利用してその場を乗り切るといったオペレーションが重要となります。

なお昨今流行しているウレタンマスクについては、どうしても不織布マスクに比べると飛沫の防止効果や感染対策効果が薄いと言わざるを得ません。 物理的に隙間が開きすぎてしまうからです。

まとめ

まとめ 今回は感染拡大防止のために従業員に着用させるべきマスクの種類を改めてご紹介してきました。

今回ご紹介した通りマスクという商品名であっても、中には感染予防や感染対策に適さないマスクも存在します。 またオペレーション的にどうしてもマスクの着用が難しいというケースもあるでしょう。

その場合も手放しに状況を見守るだけでなく、マスクの補助アイテムの利用を推奨するなどオペレーションを現場の声を聞きつつ、改善していくことが今後求められる課題となりそうです。

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