2021年08月06日 / 2021年08月06日

【後編】介護用品の除菌、注意すべきポイントを除菌会社が解説

そこでここでは除菌業者が、介護用品の除菌について注意すべきポイントを解説していきます。
今回の記事は後編となります。前編記事でも同様に介護用品の除菌注意ポイントをまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。

【記事】

介護事業所や介護に携わる全ての方は、介護用品の除菌に気を配らねばなりません。これは昔から変わらないことですが、昨今は新型ウイルス感染症のリスクもあり特に注意しなければならない情勢となってまいりました。

介護事業者・医療従事者の方に敬意を払いつつ、除菌業者の目線から注意ポイントを解説させて頂きます。

なお今回は口腔ケア用品・食事ケア用品に関する除菌の注意ポイントとなります。

口腔ケア用品の除菌注意点と対策方法

口腔ケア用品の除菌注意点と対策方法 まず口腔ケア用品の除菌注意ポイントの対策方法についてご紹介していきます。

それぞれ日常的に介護現場で使用されるアイテムですが、だからこそ除菌に注意が行きづらい部分でもあります。

通常のマニュアルに合わせて、今回ご紹介する内容も一度確認しておきましょう。

うがい受け

まずはうがい受けです。口腔ケアでは確実に使用するアイテムです。うがい受けは製品の性質上、利用者の口腔内に残存しているウイルスや細菌・その他の残留物が吐き出される仕組みとなっています。

そのため、徹底的に除菌をする必要があります。また介護者の手指にうがい受けの残留液が付着することもあります。こちらも除菌を徹底しましょう。まず職員は手洗いや除菌を徹底し、うがい受け本体については除菌剤を使用して都度除菌しましょう。

また可能な素材であれば、煮沸消毒を行うとより安心といえるでしょう。
-POINT-

業務リソース上こちらが難しい場合は、使い捨て・ディスポーザブルのうがい受けを使用するという方法もあります。

入れ歯ケース

入れ歯ケース 入れ歯ケースは入れ歯本体と同様に定期的に除菌する必要があります。多くの場合プラスチック製なので、製品によっては煮沸消毒が可能なケースもあります。

難しい場合でもアルコールや除菌剤を使用して定期的に除菌すると利用者の口腔衛生・感染対策に効果を発揮します。
-POINT-

なお入れ歯ケースを入れ歯洗浄剤で洗浄することについては特に意味がありませんので、注意したいところです。

歯ブラシ・口腔スポンジ

歯ブラシ・口腔スポンジ 利用者の口腔内に直接挿入することのある歯ブラシや口腔スポンジは、可能であればディスポーザブルで使い捨てのものを使用したいところです。

口腔スポンジは性質上ほぼ全てが使い捨てのものですが、歯ブラシはなかなかそうもいかないというケースが多いのではないでしょうか。
使い捨てというわけにはいきませんが、定期的に歯ブラシを交換するなどで対策していきたいところです。

吹き戻し

リハビリや機能維持の部分で吹き戻しを使用するケースもあります。
こちらはマウスピースが交換できるタイプのものもありますが、基本的には他の利用者と共有しないよう、また吹き戻し本体も他の利用者のものと混同しないように保管方法を考える必要があります。

食事ケア用品の除菌注意点と対策方法

食事ケア用品の除菌注意点と対策方法 続いて食事ケア用品の除菌注意ポイントとそれぞれの対策方法についてご紹介していきます。 食事ケア用品もまた除菌が必要な製品が多いのですが、なかなか見落としてしまいがちです。

エプロン

エプロン まずはエプロンです。利用者さんに装着いただくケースが多いものですが、可能であればこちらも紙エプロンやビニール製のエプロンなどで使い捨て可能なものを使用すると良いでしょう。

布製品で使い回すタイプのものは定期的に洗濯することで除菌効果が得られます。

-POINT-

また職員が使用するものについても、衛生的な兼ね合いで定期的に洗浄するか使い捨ての物も組み合わせて使用すると良いでしょう。

職員の利用するエプロンを全て使い捨てにしてしまうと業務上のコストがかさんでしまいますので、利用シーンに合わせて上手く調整していきたいところです。

吸い飲み・ストローコップ

吸い飲み・ストローコップについては利用者が直接口をつけるものとなります。そのため、特に注意して除菌をしていきたいところです。

製品によっては煮沸消毒がが可能な製品もあります。しかし基本的にはこまめに洗浄することで除菌・消毒効果が得られるでしょう。

基本的には頻回に中性洗剤などで洗い、必要に応じて熱湯消毒や除菌剤の使用を組み合わせるとより高い効果が得られると考えられます。

グリップ付き箸

介護現場ならではのアイテムの中にグリップ付きの箸があります。握力が低下していたり思うように箸が使用できない高齢者向けの製品です。

こちらは箸本体の部分の他にグリップ部分の除菌も必要となります。多くの場合グリップ部分はプラスチックで作られているか樹脂製となっており、熱湯消毒に耐えられない素材のものもあります。

一般的には食器洗浄機に対応しているものであれば煮沸消毒が可能と考えられますが、利用者個人の所有物の場合、万が一ということもありますので煮沸・熱湯消毒は避けるべきです。

定期的に中性洗剤で洗浄するか除菌剤を使用しましょう。また除菌剤を使用するときは口に入っても差し支えのない除菌剤を使用すると良いでしょう。

個別の除菌、業務上懸念される点とは

個別の除菌、業務上懸念される点とは このように口腔・食事ケアのシーンでは利用者一人一人の所有物や使用するアイテムに至るまで徹底的に除菌・消毒を行わなければならないケースもあります。ただしリソースの兼ね合いでそこまで手が回らないというのが現実的な部分ではないでしょうか。

その他業務上いくつかの部分で懸念されるべきポイントがあります。課題の一つとして確認していきましょう。

器具の破損リスク

器具の破損リスク まずは誤った除菌方法を行ってしまうことによる器具の破損リスクです。これが介護事業・施設・事業所の所有物であればまだ社内でのリスク・インシデントとして処理ができます。

しかし万が一入居者・利用者様の個人所有物を破損させてしまった場合、原状回復ができないケースもあるでしょう。

除菌・安全のために行なったことによる事故とはいえ、万が一の場合には大きなリスクが伴います。

リソースの不足・確認漏れ

リソースの不足・確認漏れ 施設の職員・人手不足は、新型ウイルス感染症流行前から社会問題として取り扱われるほど大変深刻な問題でした。

ここに来て新型ウイルス感染症の一般的な対策業務が追加された形ですので、入居者一人ひとりの口腔ケア・食事ケア用品の除菌対策までどうしても手が回らないというのは一般的に考えうることです。

また現場が疲弊しきっている中で一つ一つのアイテムの除菌確認までは手が回らず、確認漏れが起こる可能性もあります。

食器を含めて除菌を一括で行うという安心

食器を含めて除菌を一括で行うという安心 このように介護事業者や高齢者を介護する施設において、除菌作業は大変重要な業務となりました。さらに使用する口腔ケア・食事ケア製品の中にはそれぞれ除菌方法に制約のあるものもあります。

これではリソースが不足し、ヒヤリハット・インシデントが発生するのも時間の問題です。
職員の意識改革でも、限界があると考えられます。

新型感染症が流行してから今までの生活がガラリと変わり、疲れがたまってきている状況で根性論では根本的な解決方法にはなりません。

スタッフや介護を受けている方に無理のない除菌方法を選択するために、一度プロに除菌をお願いすることも検討してみてください。

弊社の除菌施工は人体に無害な溶剤や除菌剤を使用し、さらに施行前後にATP拭き取り検査によって対象部分のウイルス・細菌の残存数を精密に測定する徹底的な施工です。

介護事業所での施工実績もございますので、安心してご依頼いただけます。特に新型ウイルス感染・陽性者が発生するとすぐにクラスターになってしまう可能性が高いのが介護施設・介護事業所です。

万が一の際はもちろんのこと、通常の安心を得るためにもぜひ一度、当社までご一報・ご相談をお待ちしております。

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