【業種共通】従業員への感染対策指導のポイントをおさらい!
新型ウィルス感染症が日本列島に暗い影を落とし始めてから、早いもので一年半が過ぎ去ろうとしています。
このタイミングで、もう一度、基本の感染対策を振り返りましょう。
このタイミングで、もう一度、基本の感染対策を振り返りましょう。
【記事】
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また感染対策を指導することが、結果的に売上のアップや安心してお客様にご来場いただくための重要なポイントとなりつつあります。
そこでここでは、全ての業種に共通する内容として従業員へ感染対策指導をする際のポイントをまとめました。
感染対策:予約管理編

経営者の方はもちろんの事、従業員各位にも以下でご紹介する内容を今一度徹底し、抜け漏れの無い予約管理ができるようにしていきましょう。
こうすることで、お客様により安心して頂くことが可能となるでしょう。あわせて感染対策の中でも、予約管理をしっかりと行うことは結果的に休業要請や時短営業の中でも効率的に売上を立てるための立ち回りができることにつながります。
整理券の配布
整理券の配布はどの業種においても活用できる方法です。特に食品を販売したり、物販がメイン事業となる業種の場合は整理券を配布して、当日店舗の前で余分な行列や混雑・混乱が生じないように行く必要があります。またこのことはお客様の安全確保のみならず従業員の安全確保にもつながるため、お勧めできる方法です。
またきちんと入場制限や整理券の配布などによって予約管理をしているという企業姿勢は、クチコミ全盛の昨今において一つの営業所の武器となる考え方もできます。
オンラインチケットの活用
オンラインチケットを活用する方法もあります。例えば限定販売の商品を多数扱う事業形態を取っているケースでは、オンラインチケットを活用することにより整理券の配布よりも接触回数を減らしつつ、予約制限や管理がより効率的に行えるようになります。
ただしオンラインチケットはWebでの予約やスマートフォンアプリの使用が前提となります。よってお客様の年齢層やその他、様々な事情によってこの方法が活用できないケースもあります。
しかし若年層を中心とする事業の場合は、オンラインチケットを活用しておいて損はないでしょう。
予約数の絞り込み
お客様ならびに従業員を守り、ひいては事業全体を守るために予約数の絞り込みも検討しなければならない課題のひとつとなりました。具体的には、席数に限りのある業種の場合は席数の50%程度を上限に、また席数に特に定めのない事業形態の場合も平時の50%から60%程度の入場上限を設けて予約数を絞り込む必要があります。
これにより物理的に売上の減少は避けられません。
しかし万が一感染が発生した場合に休業しなければならないリスクやその他風評被害の対策などのコストを考えれば、予約数の絞り込みは最終的に売り上げを守ることにつながります。
感染対策:お客様の誘導編

しかし感染対策疲れが声高に叫ばれる昨今、完璧に遵守できていないケースも増えてきました。今一度従業員への指導徹底を行なっていきたいところです。
マスクの着用周知または配布
マスクの着用周知は必ず徹夜するようにしましょう。これは従業員各位はもちろんのこと、お客様にも必ずマスクの着用をお願いするようにしたいところです。また中には、マスクをお持ちでないお客様もいらっしゃることが想定されます。特に普段車を使用していて、公共機関を使用しない方がうっかりマスクを忘れてしまうという事例は、筆者の周りでも頻発しています。
そういった場合には店舗側でマスクをご用意して、必ずお客様に差し上げるようにしたいところです。これにより施設内のマスク着用周知が可能となります。
また従業員については正しくマスクを着用するように指導すべきです。中には鼻を出してマスクを着用する従業員がいる、といったケースもあるでしょう。
この場合、お客様からのクレームにつながったりお客様のマスク着用徹底が守られなくなる可能性もありますので正しいマスク着用を周知する必要があります。
混雑を回避する動線づくり
スーパーマーケットなど、お客様がお買い回りになるような施設の場合、混雑を回避するための動線作りが重要です。例えばお客様の流れを一定方向に制限したり、順路を作るなどして混雑を回避するように努めましょう。
検温の徹底

検温は一般的に脇の下に挟むような体温計ではなく、非接触型の体温計を利用します。
最近はスマートフォンなどを組み合わせて自動的に検温が実施できるタイプの体温計もリリースされ始めています。携帯キャリアのショップなどで導入されている装置となります。
このようにお客様のお手を煩わせることなく、スムーズかつスマートに検温できる体制づくりも今後の課題と言えるでしょう。
また発熱されているお客様には例外なくご入場をお断りするなど、毅然とした対応も必要です。従業員各位には例外なく、発熱されているお客様には入場をお断りするように指導していきたいところです。
夏場で一時的に体温が高くなっている場合は、クールダウンしていただいてから再度の検温が必要になります。その際はクレームにならないように涼しい場所で他のお客様と距離が取れる場所を提供するようにしてください。
入場数の制限
物理的な入場数の制限は、極めて重要なポイントです。具体的な方法は先ほどまでにご紹介したとおりです。予約数の絞り込みや整理券の配布などで入場数を制限するようにしましょう。店内が3密になると感染リスクが一気に大きくなってしまいます。
滞在時間の制限
滞在される時間についても可能な限り制限をかけていきたいところです。ただし厳しく滞在時間を制限することが、かえって悪評につながる恐れも残念ながらあります。そこで、そういったリスクが懸念される場合にはあくまでも「滞在時間の目安」といった形で提示するなど、可能な限りお客様に短時間でお買い物を済ませていただくような仕組みづくりが求められます。
また、お客様の滞在時間に応じて従量課金で売上がアップするような事業形態の場合は、別の方法でお客様の感染対策を行う必要があります。
感染対策:バックヤードの管理編

大声での会話回避
従業員同士の大声での会話は、可能な限り避けるように指導を徹底しましょう。また売り場での私語は厳禁としている店舗はよく見られるものの、バックヤードでの私語までは、制限していないという事業者も多く見られます。
最近はスタッフ間での会話から感染が拡大する事例も増加傾向にあります。よってバックヤードでの私語についても、可能な限り謹んでもらえるように従業員に周知徹底する必要があります。
従業員休憩スペースの感染対策徹底
従業員休憩スペースの除菌対策・感染対策も徹底したいところです。具体的には売り場や店舗内と同じ基準で定期的に除菌を行うようにしましょう。施設内の一括除菌という選択肢も

具体的には拭き上げ施工や水と塩からできた安全かつ強力な除菌剤である「MIOX」を使用した当社の除菌施工などで、普段清掃や除菌が行き届かない部分まで一括してプロに依頼するという方法が挙げられるでしょう。
また当社では通常の除菌施工に加えて万が一、店舗内や会社内で感染者・濃厚接触者が発生した場合の有事除菌施工にも対応しています。
最近は変異株も次々に新種が発見されている状態です。そのため、従来の感染対策では不十分というケースが増えてきています。場合によっては一度プロに全体の除菌施工をご依頼いただくのも、一つの有効な感染対策と言えるでしょう。
まとめ

従業員への感染対策指導は結果的に、事業全体と従業員各位を守ることにつながります。またお客様に安心してお買物を楽しんで頂くための施策ということもできるでしょう。
新型感染症対策が長期間に及ぶ中、従業員に疲弊がたまっている際は、一度プロの力を借りることを検討してみてください。