2021年07月19日 / 2021年07月17日

介護施設の除菌、こんなミス・インシデントに注意!除菌専門業者が解説します!

ここでは介護施設・介護事業所で施工させていただいた実績のある除菌業者が、介護現場でよく起こる除菌関連のミス・インシデントについて注意喚起の目的でご紹介していきます。

【記事】

ノロウイルスやインフルエンザなど介護事業所では古くから除菌・殺菌消毒の重要性が声高に叫ばれていました。

しかし今回の新型ウィルス感染症はノロウイルス・インフルエンザの比ではないほど感染力が高く、また重症化リスクもあることから厳重な除菌対策が必要となりました。

しかしながら現場のリソースではどうしても除菌まで完璧に行うことができないという事例が多発しています。

介護現場でよくある除菌絡みのミス・インシデント

こんなケースに注意!介護現場でよくある除菌絡みのミス・インシデント
ここでは介護現場で実際に発生した、あるいは過去事例から見て発生する恐れが極めて高い除菌関連のミス・インシデントについてまとめていきます。

事実として弊社にご依頼・ご相談をいただいた介護現場の方からも同様の声が多く寄せられておりますので、今回ご紹介するポイントを参考に、インシデントゼロを目指してください!

容器を取り違える

容器を取り違える
容器を取り違えることによるトラブルの発生が頻発しています。というのも除菌剤は昨今、品薄状態が全国的に続いています。

そのため事業所内で界面活性剤の薄め液や塩素系漂白剤の薄め液による除菌剤を生成したり、あるいは購入してきた除菌剤の容器から別の容器に詰め替えて使用するというケースが多発しています。

これ自体に問題はありません。しかし場合によっては同じような容器を使っていることにより容器の取り違えが発生することがあります。

具体的な事例としては界面活性剤の薄め液・次亜塩素酸ナトリウム希釈液の容器を同じ見た目のものにしていたため、誤って「2度拭き(水拭き)が必要な界面活性剤の薄め液」を使用して水拭きをしなかったために、入居者の所有物を変質させてしまったといった事例があります。

市販されている安価な容器は製造元が同じことが多く、色や形が似ているものが沢山あるので、混同してしまわないように見た目が異なる物を使用するようにしてください

濃度が不安定


主に手作りの次亜塩素酸ナトリウム液を薄めた消毒剤で見られる事例です。

次亜塩素酸ナトリウム液は、一般的な家庭・介護事業所等で塩素系漂白剤を薄めて作るタイプの除菌剤で、薄めることで安定性が低く、短時間でその効力が失われたり著しく低下する恐れがあります。

そのため、次亜塩素酸ナトリウム液を作り置きしておくと気づかないうちに除菌剤としての効力が失われており、結果的には単純に水道水でテーブルや除菌対象物を拭いていのと変わらない…というケースもあります。

次亜塩素酸ナトリウム液の有効成分を保つためには、遮光性の高いボトルに入れて涼しい場所で保管することですが、一番良いのは作り置きせずに使う分のみ作成することです。
-POINT-

除菌サービスマモリアで使用する混合酸化剤のMIOXは、水道水で希釈してもpHに変化が起きにくく、希釈して濃度が薄まると使用期限が長くなる性質があるので、ご家庭などでのご使用・保存にオススメです。

販売元が不明瞭


全国的な除菌グッズ・消毒液の品薄状態によって通常の発注ルートではないところから消毒液・除菌剤を調達したというケースもあります。

最近になって流通状態が改善したため正規のルートから除菌剤を入手できる可能性はアップしていますが、以前に発注したものが残っているということで古いものをそのまま使い続けているケースもあります。

しかしこちらは要注意ポイントとなります。

というのも全国的に除菌剤中から消毒液が品薄状態になった際、アルコール濃度が著しく低い製品が台頭したことがあります。具体的には消毒が可能と明記されていないアルコールジェルなどが該当します。

これらはアルコール濃度の記載がなく、また中にはメインの成分というわけではなく、あくまでも添加物の一部使用されているだけといった製品もあります。

無論、上記のようなアルコール濃度が記載されていない消毒グッズ・除菌グッズの中にはアルコール濃度が極端に低いことから除菌効果・消毒効果がないものも含まれています。

公的機関を含めて注意喚起が各所から行われていますが、中には具体的な商品名を記載しない注意喚起情報も多いため、気づかずに効力のない除菌グッズを使用してしまっているケースもあります。

【事例】実際にあった除菌絡みのトラブルを解説

【事例】実際にあった除菌絡みのトラブルを解説
介護現場において実際にあった除菌絡みのトラブルを解説していきます。

ペットボトルに入れて保存していた塩素系漂白剤の希釈液を水と間違えて飲んだ

ペットボトルに入れて保存していた塩素系漂白剤の希釈液を水と間違えて飲んだ
先ほどご紹介した「容器の取り違えに関連する事例」です。ペットボトルに入れて保存しておいた塩素系漂白剤の希釈液を利用者の方が水と間違えて誤飲してしまい、インシデントとなった事例がありました。

全国的に同様のケースが続発しており、容器の取り違えには十分に注意しなければなりません。

とはいえ業務リソース・人員状況的に対応が難しいというケースもあり、職員への注意喚起・意識徹底では対処しきれないケースも考えられます。これにより、管理者の方は特に頭を悩ませなければならない問題となっています。

塩素系漂白剤の希釈液をスプレー容器に入れて噴霧し吸い込んだ

塩素系漂白剤の希釈液をスプレー容器に入れて噴霧し吸い込んだ
次亜塩素酸ナトリウムを希釈した除菌剤は、新型感染症が流行した後、ご家庭で活用される場面が増えました。ハイターなどは身近にあるもので、かなり高濃度なので保存期間が長く使い勝手が良いものです。

しかし、一番気をつけなければいけない点は、塩素系漂白剤の希釈液は濃度を間違えると単純に刺激性のある液体になってしまいます。

実際に起きている事例としては塩素系漂白剤の希釈液を、スプレーに入れて噴霧してしまい、さらにそれを吸い込んだために健康被害が生じたというものがあります。

高濃度の塩素系漂白剤の希釈液は刺激性があり大変危険です。スプレーに入れて噴霧すると、粘膜などに刺激があるばかりか吸い込んでしまうと様々な危険が生じます。

また、次亜塩素酸ナトリウムを希釈して作成した消毒液は手指の消毒には不向きであると注意喚起がされています。

除菌剤として作成した溶液は、誤って皮膚や粘膜につかないように注意してください。また、除菌を行う際は念の為マスクや手袋などを使用しておくと安心です。

除菌剤の生成ミスやインシデントを防止する有効な選択肢とは?

除菌剤の生成ミスやインシデントを防止する有効な選択肢とは?
結論から申し上げれば、除菌施工を専門に行なっている業者へ施設の定期的な除菌をご依頼されるのが、最も有効でなおかつ効率的・建設的な選択肢となります。

除菌剤を誤って使用したり生成したことによる健康被害・インシデントが発生した時、事業者にとっては損害賠償や様々な問題を引き起こすことが考えられます。

除菌施工業者へご依頼をいただくことは、たしかにコストの発生することでもあります。しかし言い換えればそのコストに見合った成果・安心、そして業務リソースの軽減が実現するという考え方もできます。

当社では陽性者発生時の有事対応も可能となっておりますので、まずは私どもへご一報・ご相談をいただければ幸いです。

ぜひ、安心してお申し付けいただければと思います。

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