2021年11月17日 / 2021年11月05日

病院での感染対策は?ワクチンや診察後にしておきたい対策

【記事】

最近は新型ウイルス感染症が拡大している社会情勢のため、なかなか病院から足が遠くなってしまっているという方もいらっしゃるでしょう。しかしその一方で、ワクチン接種を筆頭に持病の治療や様々な用事で病院に行かなければならないというケースもあるでしょう。

そこでここでは、病院での感染対策においてワクチンや診察後に実践しておきたい対策をまとめました。無論、病院は医療機関です。そのため、他の施設よりもレベルの高い感染対策が行われていることは想像に難くありません。

ただし病院で感染症を貰ってきてしまうというケースも実際にあるため、あくまでも自衛策をとっていくことが重要です。それではひとつずつ確認していきましょう。


病院での感染対策

病院での感染対策 まずは病院の施設内で行える感染対策についてご紹介していきます。ここでご紹介する内容は、医療機関側で本来行うべき感染対策も含まれています。

しかし本記事をお読みの方一人一人が、このような感染対策方法があることをご理解頂き、また実践されている医療機関を選ぶということも非常に重要です。

アクリル板での飛沫防止

職員の方やお医者様、患者さんとの間にアクリル板や透明フィルムにて、飛沫防止対策が行われていることは非常に重要なポイントです。

アクリル板や透明なフィルム・ビニールシートの設置は物理的に飛沫の飛散を防ぐことができるため、重要かつ有効な方法であると言えるでしょう。

また、定期的にアクリル板をアルコールなどで拭き取り消毒している医療機関を選択するとより、高いレベル・意識で感染対策が行われている医療機関で診察や処置を受けられるでしょう。

職員のマスク着用

基本中の基本と言わざるを得ません。職員のマスク着用が徹底されていない医療機関では、可能な限り診療や受診を避けた方が良いと言っても、決して過言ではないでしょう。

職員の方や医師の方がマスクを着用して感染防止に努めている医療機関を選ぶのは、医療機関選びの鉄則中の鉄則です。

手指の消毒

職員の方はもちろんのこと、私達のような一般的に病院へ出入りする人物についても手指消毒が徹底できるような設備が整っていることは、極めて重要なポイントです。

アルコールや除菌作用のある除菌剤を完備している医療機関は、安心して受診できる医療機関と言って良いでしょう。

その他入院されている方に面会する時にも、病院の入り口で一度、そしてエレベーターや階段を介して病棟へ上がった際にも、病棟のナースステーションや病室の前にアルコール除菌剤などが設置されていて一度手指衛生出来る施設だと、なお安心できるでしょう。


ワクチンや診察後に自分でできる感染対策

ワクチンや診察後に自分でできる感染対策 ワクチン接種や一般的な診察を受けた後にご自身が取れる感染対策についてご紹介いたします。

手指の消毒

まずは基本中の基本ですが、手指の消毒・除菌が挙げられます。具体的には以下のような方法で除菌・消毒できるようにしておきましょう。

アルコール

まずはアルコールジェルやアルコールを利用した消毒液の利用が挙げられます。

病棟や病院の施設内で設置されているアルコールタイプの消毒液を利用することはもちろん、帰宅後にご自身がアルコールスプレーなどを使用して手指衛生をすることも重要です。

また使用する場合は人体への安全性品質が確認された「医薬品・医薬部外品」を使用すると良いでしょう。

また、2020年から爆発的流行を見せた新型ウィルス感染症。この時アルコール製剤の供給が一時的に追いつかず、アルコールの濃度を下げたものが出回りました。

これも一概にアルコール濃度が低いからといって消毒・除菌作用がないわけではなく、60%程度でも一定の相続効果が認められたという研究結果に基づいた措置となっています。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液

次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、本来一般的には漂白剤に含まれている成分です。

しかしこちらを利用することでウイルスや菌のエンベロープを破壊し、不活化・除菌する効果が最近の研究によって明らかになりました。

ただしこちらはあくまでも物品への除菌効果があるというだけで、手指に使うことは必ずしも適しているとは言えません。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液は本来、人間の手指には刺激が強く使用することで手肌の荒れを起こすことがあります。
-POINT-

次亜塩素酸ナトリウム水溶液とよく似たものに、MIOXという除菌剤があります。こちらについてはもともと水と塩を特殊な方法で電気分解したもので、次亜塩素酸ナトリウムと違って人体への刺激や直接的なデメリットは少ないことが分かっています。

ハンドソープ

ハンドソープでの手洗いも効果があります。あまり知られていないことではあるものの、実は流水による15秒の手洗いだけで、手の表面に付着しているウイルス数は1/100になるという研究結果があります。

そこにハンドソープによる10秒間のもみ洗いをプラスすると、当然のことながらウイルスはさらに減少することもあります。

ドアノブや家具の消毒

ドアノブや家具の消毒も徹底して行えるようにしていきましょう。具体的な方法としてはアルコール製剤の利用や次亜塩素酸ナトリウム水溶液の利用などが挙げられます。

どちらの場合でも素手で触る可能性のある所はウイルスの微粒子が付着する可能性があるポイントだと認識しておくと良いでしょう。

ただし次亜塩素酸ナトリウムなどの場合は使用することで金属の表面が腐食するなど思わぬ不利益を被る可能性があります。素材に合わせて利用すべき除菌剤や消毒剤は選ぶようにしていきたいところです。

衣服の消毒

続いて病院に出向いた際に着用していた衣服やコート類の消毒・除菌も重要です。

ただしこちらに関しては消毒・除菌剤を使用するというよりは、そのまま洗ってしまったほうがよろしいでしょう。

洗濯をすることはウイルスを界面活性剤の効果によって、洗い流す効果があります。

その他どうしても心配であれば80度以上の熱湯で10分間「つけ置き」をすることでウイルスや菌を不活化させられるという研究結果もあります。

ただしこちらは素材の種類によって服が傷んでしまうこともあるので注意が必要です。


まとめ

まとめ 病院での感染対策はまず、医療機関の施設内における感染対策が十分かどうかしっかりと見極めること、そして院内施設で提供されている感染対策のグッズやアイテムを積極的に利用することが重要と言えるでしょう。

その他、医療従事者の方のマスク着用やアクリル板の設定が適切かどうかも確認しておきましょう。もし感染対策が不十分と思われる医療機関に当たってしまった場合は、出入りする医療機関を変更するなど自衛策をとることも昨今重要なポイントとなりつつあります。

また、病院から戻ってきた際の衣服の洗浄・除菌や手指衛生についても重要なポイントです。可能な限りアルコールや石鹸・洗剤などを利用して複合的に除菌していきたいところです。

なお、どうしても医療機関への出入りが多かったり、感染リスクがあると思われる場所への出入りが激しい場合は、室内を一括除菌することで安心を得るという方法もあることを忘れてはなりません。

特にmioxを利用した室内・空間の一括除菌施工については、近年対応している業者が増加傾向にあります。弊社でも室内の一括除菌施工のご依頼を多数いただいています。

また万が一の感染発覚時には素早い初動対応が重要です。こちらも弊社であれば有事対応という形で即座にお伺いし、室内の一括除菌施工が可能となっています。すぐにご連絡ください。

CONTENTS

COMPANY

INFONATION