2021年01月27日 / 2021年03月04日

コロナ禍の抗菌対策、具体的な注意点を徹底解説─その除菌、正解ですか?

コロナの感染を防止するため独自に除菌・抗菌を行っている方も多いでしょう。中には間違った対策をしてしまっている方も少なくありません。この記事では専門的な知識を元に正しい除菌・抗菌方法について解説します。

【記事】

新型コロナウイルスの対策に関する情報にあふれている中で、様々な情報に翻弄されてしまい、やるべきことを明確にできずにいる事業者は少なくありません。 また実施すべきとされていることを全て完璧にこなそうとすると、多大な労力や費用がかかってしまう可能性があるのも事実です。

最も重要なのは、正しい除菌対策について知ることだと言えるでしょう。 この記事では新型コロナ対策として欠かせない除菌について詳しく解説します。 正しい対策を講じることは、コロナ禍を乗り越える上で非常に大切ですので、ご自身で実施されている対策に照らしてみてください。

新型コロナの対策、マストな部分は?

新型コロナ対策としてやった方が良いことを挙げていくと枚挙に暇がありません。 マストな点は何なのかという観点から、正しい対策の実施方法を紹介します。 誰もが取り組むべき対策は以下の三つです。

手指消毒・手洗い

まず自分の手指を消毒することは必須です。 インフルエンザ予防でよく励行されている手洗いも新型コロナウイルスの感染予防には効果があります。 しかし、飛び散った水が他の人にかかると、その水から感染するリスクがないわけではありません。

徹底した対策としては手指はアルコールで消毒するのが良い方法です。 70%~95%のエタノールを使用しているアルコール消毒液をよく手指に擦り込めば新型コロナウイルスのリスクを低減出来ます。 70%以上のイソプロパノールを使用しているアルコール製剤でも消毒が可能です。

このような手指消毒用のアルコール消毒液を使って、日頃から手指の消毒を心がけましょう。 特に食事をする前のように手を使って食べ物や飲み物に触れるときや、外から戻ってきたときのように色々なものに手で触れた後にはアルコール消毒をするのが大切です。

「モノ」の消毒

自分の身の周りにあるモノも除菌する対象として見落としてはなりません。 モノに付着している新型コロナウイルスはすぐに死滅するわけではなく、モノを介して他の人に感染してしまうリスクがあります。 外出して人混みの中を歩いた場合には衣類やバッグ、靴などに付着している可能性があるので消毒を行いましょう。 アルコール消毒液をスプレーで全体に吹きかけるのが最も簡単な方法です。

また、マスクは布製のものなら洗って繰り返し使用することができますが、消毒してから洗濯するか、諦めて使い捨てにするのが無難です。 食事をするときにはウイルスが食べ物や飲み物に混入するリスクがあります。 給湯室などで使う調理器具や食器の除菌・消毒にも努めた方が良いでしょう。

特に共通で使用する器具を置いている場合には、定期的に消毒するのが無難です。 さらに丁寧に考えていくと自動ドアになっていないドアのノブはアルコール消毒を忘れた人が触れてしまうと、大勢の人が同じ場所に触って感染リスクを広げてしまいます。 ドアノブも定期的にアルコールで拭いて消毒しておけば安心して出入りできます

この他にもウイルスが付着する可能性があるものに関しては、アルコールで拭くかスプレーをしておくと、なお安全だと言えるでしょう。

空間丸ごとの除菌対策

空間そのものも除菌することが必要です。 新型コロナウイルスに限らず、ウイルスはとても小さくて空気中を浮遊できるものもたくさんいます。 新型コロナウイルスは空気感染を起こしにくいと考えられていますが、いわゆる密集、密接、密閉の3密の条件下では起こり得ることも知られています。

また、飛沫からモノに付着したウイルスがどこにいるかを目で見ることはできません。 そのような不安を抱えながら暮らしていくのは、大きなストレスになってしまいます。 空間除菌を実施すれば、屋内の新型コロナウイルスや他の細菌・ウイルスについては安心です。 中には空気清浄機によって除菌をしているケースもありますが、本格的にウイルス除菌液を噴霧することで全体除菌をすると、もっと安心できる環境を作れます。

空気洗浄機による除菌はあくまで空気中に漂っているウイルスを取り除けるだけで、壁や床などに付着しているウイルスは除去できません。 しかし除菌液を噴霧すれば、隅々まで除菌することが可能です



コロナ対策の注意点

コロナ対策では除菌が重要なのは確かですが、あまり神経をとがらせすぎると精神的に滅入ってきてしまうので注意が必要です。 あれもこれもやらなければならないと毎日考えていると疲弊してしまいがちなので、除菌の仕組み作りをするのが合理的な対策と言えるでしょう。

担当者を決めてルーティンワークで除菌をしたり、外部業者に委託して定期的に除菌作業を実施してもらったりすれば負担が大きく軽減されます。 継続できることを重視して従業員のストレスをできる限り減らすようにしましょう。

また、コロナ対策は全員で取り組まなければ意味がありません。 従業員への注意喚起を徹底して、普段から除菌を心がけさせましょう。 一人の不注意がクラスターを生むリスクがあると従業員に伝えた方が、より前向きに対策に取り組ませることができます。

組織全体で協力する体制を整えるように従業員の意識改革を促すのが大切です。 万が一、職場で感染してしまったときに家庭に及ぼす影響についても呼びかけると、さらに危機感を持たせられるので感染対策への意識が高まります。



誤った除菌の例

新型コロナウイルス対策では除菌が重要ということが理解できたでしょうか。 日常的に自分も身の周りも除菌していれば感染リスクは大きく低下します。

しかし、除菌の仕方が誤っているとあまり意味がありません。 時間や労力をかけて取り組んだことが無駄になってしまわないように、誤った除菌の例から学んでおくのが賢明です。 ここでは正しい除菌の仕方についても簡単に紹介するので参考にして下さい。

低濃度のアルコール使用

アルコール消毒液はウイルスや細菌の消毒によく用いられていますが、アルコール濃度が低すぎるものを使用していると効果が飛躍的に減弱してしまいます 。 エタノールの濃度で70%~95%が新型コロナウイルスに対して有効とされていて、60%台についても厚生労働省としてはやむを得ない場合には使用を推奨する立場を取っています。

これよりも低濃度のアルコールも流通しているので、誤って購入して使用してしまっているケースも決して少なくありません。 濃度が低くなると全く効果がなくなることすらあるので、高濃度のアルコールを用途に応じて選んで使用するのが肝心です

低品質もしくは古い次亜塩素酸水の使用

次亜塩素酸水による消毒も注目を浴びていますが、この場合にも誤った消毒の仕方になっているケースがしばしばあります。 典型的な例だと、品質が低いまたは製造されてから月日が経っていて古い次亜塩素酸の使用が挙げられます。 次亜塩素酸水からは塩素が徐々に放出され、だんだんと濃度が低下します。

このため、保存の状態によっては消毒効果が失われてしまっている可能性があるのです。 またアルコールの場合と同様に、次亜塩素酸水もある程度の濃度がないと除菌効果が発揮されません。 次亜塩素酸水の使い方によって新型コロナウイルスを除菌するのに必要な濃度は違いますが、雑巾に付けて拭くのなら80ppm以上、直接かけるなら35ppm以上の有効塩素濃度が必要です。 次亜塩素酸水を使用するときには、製品仕様を確認して十分な濃度が確保されているものを選び、使用を開始したらできる限り早く使い切る必要があります。



正しい除菌・正しい対策で大切な人・暮らしを守る

新型コロナウイルス対策で欠かせないのは正しい除菌に日々習慣的に取り組んでいけるようにすることです。 あらゆる場所の除菌が必要と思ってしまうと精神的に疲れてきてしまいます。 長期的に対策を続ける必要があることを考慮して、日常的に除菌をすべきところと、一括して空間除菌で対応すべきところを切り分けるのも良い考え方です

普段はリスクが高いところを除菌し、定期的に全体を除菌すれば最小限の負担でリスクを大きく低減できます。 このような形で正しくコロナ対策に取り組んでいくことにより心も体も守っていきましょう。

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