ウイルスや細菌の「変異」とは?徹底して実践すべき5つの感染対策
変異という言葉は耳にしたことがあっても、ウイルスや細菌が変異すると何が起こるのかがよくわからない人もいるはずです。
新聞やニュースでも取り上げられる変異とは何かを説明した上で、今後の感染症予防の考え方や対策方法を解説します。
新聞やニュースでも取り上げられる変異とは何かを説明した上で、今後の感染症予防の考え方や対策方法を解説します。
【記事】
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変異ウイルスにも同じ感染症対策で大丈夫なのかが不安になる人も多いでしょう。
ウイルスの「変異」とは?変異するとどうなる?

変異とは生物やウイルスが持っている遺伝情報が変化することを一般的に指します。もとより、生物を構成する細胞やウイルスは増殖に伴って少しずつ遺伝子が変わっていく性質を持っています。
遺伝子に違いが生じても姿形や特徴などに変化がないこともあります。しかし、生体機能に影響する遺伝子に変異が起こると性質が変化し、今までとは異なる様子になる場合もあります。
ウイルスの場合には人や動植物などの高等生物よりも変異の頻度が高く、変異ウイルスが生じやすいのが一般的です。
従来のウイルスとは何が変わる?
変異ウイルスになると従来のウイルスと何が変わるのかは変異して見ないと分かりません。ウイルスの持っているどの遺伝子にどのような変異が入るかによって何が起こるかが変わるからです。変異が入っても何も変わらないこともありますが、場合によっては変異が入ったために死滅してしまうケースもあります。
ウイルスの変異が話題になるときには性質が変化したウイルスが感染症の被害をもたらしている場合がほとんどです。変異によって感染力が高くなったり、今まで感染しなかった種類の動物に感染するようになったり、人が感染したときに重症化しやすくなるといったケースも少なくありません。
また、変異によって免疫逃避に成功するウイルスもいます。免疫逃避とは人が感染防御のために持っている免疫系から免れることです。免疫ができると人は同じウイルスに感染しにくくなりますが、免疫逃避をされてしまうと再度感染するリスクが生じます。
ワクチンは有効?
せっかく早期ワクチンが開発されている最中、変異ウイルスになるとワクチンが効かなくなるのではないかと不安になる人も多いでしょう。実際にはワクチンが変異ウイルスに対して有効かどうかはどのような変異が入るかによってワクチンの有効性が異なるため、同じように効くこともあれば、あまり効果がなくなることもあります。
変異によって免疫逃避をしたウイルスには、もともとのウイルスに対して作成したワクチンが有効ではない場合があります。
ワクチンは人の免疫系にウイルスの情報を記憶させることで、あたかも一度感染した経験がある人と同じように感染防御を行えるようにする方法です。そのため、免疫逃避をしたウイルスに対してはワクチンを使ってもあまり効果がないことがあります。
変異ウイルスから身を守る!日頃から徹底したい5つの感染対策

基本的な感染予防に努めていれば、従来型のウイルスからも、変異ウイルスからも身を守れます。
ここで日頃から実施すべき5つの感染対策とそのポイントを説明します。今まで心がけてきたことの復習も兼ねて、重要なことは何かをここで今一度考えてみましょう。
手洗い・手指消毒
手洗いや手指消毒は自分の手を感染源にしないようにするために欠かせません。感染症の原因として多いのは手や指にウイルスが付着した状態で口や鼻、目などの粘膜に触ってしまって感染するパターンです。ウイルスによっては飛沫感染や空気感染が主な感染経路のこともありますが、日常で問題になるウイルスの場合には手指を介した接触感染が主になっています。
そのため、ウイルスが付着したかもしれないと思ったときや、口や鼻を触りたいとき、食事をするときなどは石けんで丁寧に手洗いをするのが大切です。消毒液を使って手指の除菌をするのも効果的なので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
マスクやフェイスシールドの着用
飛沫感染を防止する上ではマスクやフェイスシールドを使うのが良いとされています。マスクは正しく着用しないと感染防御にも、感染拡大の防止にもあまり効果がありません。飛沫感染の経路になりやすい口だけでなく鼻もマスクで覆うのが大切です。目も感染経路となることが知られているので、フェイスシールドを付けるのが重々しいと感じる人はゴーグルを着けるのも良いでしょう。
顔周りを必要以上に触れない
目、鼻、口などの粘膜は主要な感染経路なので、顔周りには必要以上に触れないように心がけましょう。触れるときには必ず手指を消毒してからにすることを徹底するのが大切です。顔にはニキビなどで傷がある場合もあり、傷口が感染経路になることもあり得ます。顔周りを触らない習慣を作るのが最も望ましいでしょう。

密閉・密集・密接状態の回避
密閉・密集・密接の「3密」は流行語にもなったので意識している人も多いでしょう。どれか1つを避けるように取り組めば良いというわけではなく、3つとも可能な限り回避するのが重要な感染対策です。日頃から取り組んでいないと疎かにしてしまうことがあるので気を付けましょう。
部屋は換気をして空気を入れ替え、集まって食事やレクリエーションを楽しむのは避けましょう。そして、ソーシャルディスタンスを徹底していれば、3密を回避することができます。
身の回りや生活空間の除菌
除菌をする生活様式を手に入れることを意識して、身の回りの安全を確保するのも大切です。身の回りにあるものが全て感染源にならないなら安心して暮らせるでしょう。外出した人が触れたものや、外に持ち出したものを置いたところなど、様々な場所に感染リスクは発生します。しかし、日常的に生活空間を除菌していれば安心です。ただ、壁や床を含めたお部屋全体を手作業で除菌するのは途方もない労力が必要になりますが、本来であれば定期的に行うことが望ましいです。
-POINT-
mamoriaでは除菌のプロ業者としてその希望を叶えています。安全性が高くて世界的にウイするの除菌にも用いられているMIOXを使った除菌・抗菌コーティング施工がmamoriaの特徴的なサービスです。お部屋全体を隅から隅まで除菌できるのでぜひご活用ください。
まとめ

感染力が上がるなどの恐ろしい変異が入ることもありますが、感染対策についてはどちらも同じなので心配はありません。
手指の消毒やお部屋の隅々の除菌をして感染リスクを普段から下げるように心がければきっと変異ウイルスにも感染せずに済みます。
お部屋丸ごとの除菌はmamoriaを利用すればスムーズに行えるので、安心して過ごせるお部屋にするために定期的に除菌してもらいましょう。