2021年08月19日 / 2021年08月19日

【高齢者施設向け】除菌・消毒剤の誤飲を防止する方法を除菌業者が解説します

昨今は新型ウイルス感染症対策のため、除菌剤や消毒剤の利用シーンが増えました。
それに伴い利用者様が直接除菌剤・消毒剤を取り扱うケースも増えてきて、誤飲事故が多発している傾向にあります。

【記事】

新型ウイルス感染症拡大の前から、高齢者施設における除菌剤や消毒剤の誤飲は懸念されるべき問題のひとつでした。

しかし昨今は新型ウイルス感染症対策のため、除菌剤や消毒剤の利用シーンが増え、これにより誤飲事故が増加傾向にあります。

ここでは、除菌業者が高齢者施設の方へ向け、除菌剤・消毒剤の誤飲を防止する方法を解説していきます。

基本的には施設の初期研修等で扱われる内容でが、改めてここでおさらいしておきましょう。


除菌剤・消毒剤の誤飲事故多発!その理由は


除菌剤・消毒剤は誤飲をすると人体に大きなリスクや影響を及ぼします。これが元で最悪のケースにつながる恐れもありますので、施設運営側としては極めて懸念すべき事象と言えるでしょう。

利用者様の安全を確保するために導入したもので、安全が脅かされるというのでは本末転倒な状態になってしまいます。

それでは消毒剤や除菌剤の誤飲事故は、どのような状況で起こりうるのでしょうか?ここでは除菌業者が実際の現場で見聞きした内容を基に、よくあるパターンを解説してまいります。

容器の取り違え


一般的に除菌剤や消毒液製品は、決められた容器を利用するものです。

ほとんどの場合、製品の販売元が提供しているパッケージをそのまま使うというパターンが今まで一般的でした。

ただし新型ウイルス感染症拡大の折、状況によっては容器を詰め替えて利用せなければならないケースもあります。

具体的には正規のボトル・容器だけでは足らず、別途詰替用の容器を用意した・・・というパターンが想定されます。

ここにインシデント発生のリスクがあります。

詰め替え容器を取り違えてしまい、本来は除菌剤や消毒液を入れるべきではない容器にそのまま詰め替えてしまい、除菌剤や消毒液を噴霧できない場所で使用されてしまうという事故が多発しています。

また絶対にあってはならないことですが、一時的に詰め替え用の溶剤・薬液を保存するため、ペットボトルや明らかに誤飲リスクのある容器に保存するというケースもあります。

-POINT-

基本的に慌ただしくイレギュラーが多発する現場においてヒューマンエラーの発生自体は、防ぎようのないことです。

そのため、仕組みとして絶対に取り違えが発生しないと言える体制づくりが必要です。

スタッフ間の連携不足


詰め替え容器が適切なものであったとしても、スタッフ間の連携不足により情報周知ができていない場合もあります。

こういったケースでは当然ながら、取り違えや誤飲リスクがどうしても排除しきれません。

スタッフ間の連携は「しつこいくらい」に行うことがベターと言えるでしょう。具体的には職員間で情報を共有している端末や社内SNSに必ず情報を掲示し、その他アナログな方法によって紙を張り出すなど、連携を徹底しましょう。


誤飲事故を防止するための方法まとめ



ここからはアルコールなどの除菌剤・消毒剤の誤飲を防止するための方法をまとめました。

利用者様にお願いするもの、またスタッフ間で周知徹底が必要なもの、どちらもご紹介していきます。

容器を一律に規定する


容器を一律に規定しましょう。

例えば除菌剤を入れるボトルはこの色の容器・この素材の容器といったように取り決めを行います。

また、アルコールや火気厳禁など取り扱いに制約のある溶剤についても同様に、専用の容器を用意した方が良いでしょう。

実務上、どうしても同じ容器を多数用意できないといったケースも想定されます。

その場合は色や大きさ・形状その他容量で規定するという方法もあります。

-POINT-

例えば50ml容器のスプレーに入れられるのは除菌スプレーのみ、500mlのガンスプレーに入れられるのはアルコールのみ、など容量に基づいて規定を行う方法も有効です。

詰め替え時のダブルチェック


詰め替え時に、職員が必ず二人以上でチェックできるような体制づくりも重要です。とはいえオペレーションやリソースの兼ね合いでこれが難しいケースもあるでしょう。その場合は時間帯をずらしてダブルチェックできるような方法構築も急務となります。

具体的には職員Aがつめ替えを行った後、職員Bが空いた時間に確認作業を行うまで、現場にスプレーや容器を出さないといった方法が考えられます。

ただし極めて重要な内容となるため、リソースを調整してでも詰め替え時のダブルチェックを行うことが重要と考えられます。

利用者の目の届かないところに保管する


利用者の目の届かないところにスプレー容器を保管するという考え方も有効でしょう。

とはいえ利用者様や施設の形態によっては、利用者様が直接アルコールなどの除菌スプレーをお使いになるという可能性もあります。

その場合には必ず施設の職員の目の届く範囲でご利用いただくなど、対応策が必要となります。

ディスペンサー利用の徹底

誤飲がそもそもできないような形状の容器を使用するという抜本的な改善策もあります。

具体的にはディスペンサーの利用です。

職員は一般的なスプレーを使うにしても利用者様にはディスペンサーを利用していただくことにより、基本的にアルコールスプレーを手動で使う必要がなくなります。

乾電池式で自動噴霧が可能な製品もあれば、ペダル式で足で踏むことによりアルコールが噴霧できる電力を使わないタイプの製品もあります。

リースや購入など様々な入手経路が想定されます。まずは1度施設全体での導入を検討してみましょう。

施設全体除菌を行う


最終的にアルコールの誤飲を防ぐ方法として、定期的に施設の全体除菌を行い、利用者様の手指衛生は職員の目の届く範囲で定期的に行うという方法があります。

例えば当社でご提供している施設全体除菌方法であるMIOXを用いた除菌施工は、施設の隅々まで徹底的に拭き取りを行い、また使用する除菌剤も水と塩から生まれた安全性の高い除菌剤を使用しています。

-POINT-

それでいて除菌能力は高いことから、そもそも危険性のある除菌剤・消毒液の利用頻度を抑え、このような安全性の高い成分で施設全体除菌を行うことにより、誤飲リスクを低減させるという方法もあるでしょう。

まとめ

施設管理者・勤務の方へ向け、除菌剤や消毒液の誤飲を防止する方法を解説してきました。

誤飲事故防止は極めて重要な課題です。しかし現場の現場の状況やリソースによっては、それが難しいというケースもどうしても考えられます。

そのような場合には是非一度当社まで、全体除菌や定期除菌施工のご相談をいただければ幸いです。

24時間365日対応しておりますので、有事の際の対応もお任せ下さい。


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