2021年02月24日 / 2021年03月04日

幼稚園の感染対策、なぜ難しい?現状とポイントを除菌会社が解説

この記事では幼稚園の感染対策がなぜ難しいと言われているのか、その問題点と解決のためのポイントをご紹介します。今後の感染対策に有効活用してください。

【記事】

幼稚園でクラスターが発生してしまうようなことがあるともはや経営を続けられなくなってしまうでしょう。地域の方々にも申し訳ない気持ちになり、いたたまれない状況になるのは確かです。

何とかして感染対策をしたいけれど、現実的にはかなり難しいことが知られています。なぜ幼稚園での感染対策は難題なのでしょうか。現状の問題と解決のためのポイントを除菌会社の視点からわかりやすく解説するので、今後の感染対策に有効活用してください。


幼稚園の感染症対策、なぜ難しい?

幼稚園で感染症が広まってしまうのは何が原因なのでしょうか。集団生活をしているという意味では小学校や中学校、大学や会社なども全く同じです。ただ、幼稚園と並んで保育園や高齢者施設は様々な理由からリスクが高いと思わなければなりません。 高齢者と幼稚園児では年齢的に大きな違いがありますが、その行動からどちらも感染リスクが高いことが知られています。

小児から大人に比べると幼稚園児は感染症にかかりやすいのが最大の問題点です。 ただ、園内感染が爆発的に広がってしまうリスクがあるのは園児が感染症にかかりやすいことだけが原因ではありません。その根本原因がどこにあるのかをよく考えてみましょう。


園内感染が爆発的に広がる恐れ:その理由とは

園内でクラスターが発生するような爆発的な感染拡大が起こるのが懸念されている理由は何なのでしょうか。 除菌会社として幼稚園の除菌を行って現場の様子を聞いてきた限りでは、以下のような理由が挙げられます。

園児の免疫力

園児は感染症にかかりやすいという話は既に挙げましたが、その根本原因は免疫力の低さです。 園児はまだ成人のように免疫系が発達していないので、外部から入ってきた細菌やウイルスに対する抵抗力があまり高くありません。

免疫系の発達は乳児の頃に急速に進行しますが、それでも成人と同じような免疫力を獲得しているわけではなく未熟なままです。 成長の過程で様々な細菌やウイルスへの抵抗を経て免疫力は向上していきます。園児はまさに免疫力を高めようとしている段階なので感染自体は成立してしまうリスクが高いのです。 年々抵抗力が付いてくるので年少の園児に比べると年中、年長の園児の方が感染しにくくなりますが、それでも決して安心できるわけではありません。

3密回避の難しさ

新型コロナウイルスの感染拡大対策として国が打ち出した3密を回避するのは幼稚園では現実的に不可能なのも理由です。 子供を幼稚園に預けて育てたいという家庭は多くなっているので、どの幼稚園も満員まで受け入れている状況があります。狭い施設の中で大勢の園児の教育をしなければならないので、密集はどうしても避けられません。

園児同士、園児と幼稚園教諭の間でのコミュニケーションも成長には欠かせないものです。手取り足取り教えなければならないこともあるので特に先生との密接は避けられません。 密閉だけは幼稚園でも対策次第では回避できますが、経営に苦しんでいる現場が多い影響で充実した換気設備を入れられないケースが目立ちます。 春や秋なら窓を全開にして対策できますが、夏や冬になると密閉の回避も難しいのが実態です。

接触時間の長さ

幼稚園では園児同士、園児と先生の接触時間がどうしても長くなってしまうのもリスクを高めている原因です。 幼稚園は朝早くから園児を預かって夕方まで全員で一緒に過ごします。昔は幼稚園では時間が来たら必ず園児を自宅に帰していましたが、夜まで預かって欲しいという家庭からの声を受けて時間を延長しているケースも多くなりました。

18時~20時くらいまで園児を預かる対応をしている幼稚園も少なくありません。幼稚園にいる間は園児同士や園児と先生の間で遊んだり、勉強したり、お話をしたりするので密接に接触することになります。 食事も一緒にするので感染拡大が起こりやすい環境下にあるため、園内感染が懸念されています。

何でも口に含む園児の存在

園児はまだ幼くて自分から感染対策には何が必要かを考えて対応することはできません。これ自体も感染拡大が起こるリスク要因となっていますが、さらに園児は手に取ったものを口に含もうとすることが多いのが大きな問題です。

年少の園児には特に多い傾向で、口に含んで何かを確認し、場合によっては飲み込んでしまいます。外で遊んでいるときに砂を食べてしまうこともあるくらいなので神経質になっている先生も多いでしょう。 しかし、口に含んでしまったが最後で感染してしまうこともあるのは事実です。皆が使っているものを気にせず口にしてしまうため、感染源が園内に入ってきてしまうと爆発的に感染が広がる可能性が高いのです。


園内の感染拡大を防ぐ水際対策とは?

園内での感染拡大を防ぐために水際でできる対策はあるのかと悩んでいるケースもあるでしょう。感染対策は考え方次第では簡単に取り組めます。 ここでは有効な方策を三つ挙げるので、まだ取り組んでいないものがあるならすぐに取り入れましょう。

保護者への啓蒙活動

まずは保護者に啓蒙活動をするのが肝心です。園内での感染拡大リスクがあるということを認識してもらい、熱があるときや体調が悪そうなときには休ませてクリニックに行くように促しましょう。

物を口に含ませない習慣は家庭でのしつけも重要なので理解を得て取り組んでもらうのが大切です。 基本的に保護者の協力を得られないと幼稚園での感染防止は困難です。理解がない保護者がしばしばいるのも事実なので、説明会の実施や手紙の配布などを頻繁に行っていきましょう。

職員の手指衛生の徹底

幼稚園教諭や事務員などの職員が感染源を持ち込んでしまうリスクもあります。最も避けなければならない事態なので、せめて手指の除菌をして衛生環境を整えましょう。 アルコール消毒やマスクの着用などを徹底するようにし、体調が悪いときには無理に出勤させないのが重要です。

手指消毒のためにアルコールを設置しても職員が使わない場合もあります。職員研修を実施して、意識改革と衛生管理の推進を求めることも重要です。

【重要】感染発生時の速やかな園内除菌処理

このような対策を徹底して行っていたつもりでも、やはりどこからか感染源が入ってきてしまうことはあります。本当に感染が発生してしまったときには感染拡大を抑えるために速やかに一時的な営業停止をしましょう。

そして、各家庭に連絡を取って対応を求めることも重要ですが、すぐに営業を再開できるようにする必要もあります。 園児や職員から感染が発生してしまった場合には速やかに園内全体の除菌をしましょう。職員に任せて行うこともできないわけではありませんが、職員に感染リスクを負わせることになってしまいます

専門業者に依頼して除菌をしてもらうのが合理的な選択です。プロに任せれば隅々まで除菌でき、さらに完璧な除菌が達成された証明書も発行してもらえます。 保護者からも理解を得られるので、感染発生があった後の幼稚園でもまた子供を預けたいと思ってくれるでしょう。 職員ももう感染リスクがないとわかったら戻ってきてくれるので、感染発生時には速やかに除菌会社に連絡するのが大切です。


まとめ

幼稚園では園児の免疫力がまだ低い状況なのに3密を避けられないことから感染リスクがどうしても高くなってしまいます。 園児に感染対策の意識を持たせようとしても難しいので、まずは職員と保護者の啓蒙を進めていきましょう。保護者から求められるサービスを提供しつつ、職員も園児も守り、経営も続けられるようにするには意識改革が最も大切です。

それでも感染が発生してしまったら速やかに全て除菌し、安心して利用してもらえる環境を取り戻しましょう。除菌会社では徹底した除菌作業を実施しているので困ったときにはすぐにご相談ください。

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